○不正咬合の種類(1)
不正咬合にはいくつかの種類があります。
最も知られた一般的な不正咬合は「出っ歯」でしょう。
これは専門的には、「上顎前突」といわれる症状で日本人には比較的多いと言われています。
上の前歯が強く前に傾斜している、上の歯並び全体が前に出ているといった症状が見られます。
また実際には出っ歯でなくても、下の顎が小さく後にあって、見かけ上、出っ歯に見えるということもあります。
この状態のままでは、口を楽に閉じ合わせることができません。
また転倒したときなど、顔を怪我すると同時に歯を折ったり、唇を切ってしまうこともあります。
さらに、下の前歯が上の前歯の裏側にあたり、歯茎を傷つけていることも珍しくありません。
また日本人に多い不正咬合として、もう一つ良く知られているのが、一般に「受け口」と呼ばれる「反対咬合」です。
これは、下の歯が上の歯よりも、前に出てしまっている噛み合わせです。
受け口の場合、上下の前歯の傾きに問題がある場合や、下の顎が大きすぎる、あるいは上の顎が小さすぎるといったことに原因が求められるようです。
顎の大きさに問題がある場合には、顎の骨が成長するにしたがって状態も変化していきますから、成長の度合いを見ながら、息長く経過を観察する必要があります。
上手に物が噛めないだけではなく、発音も不明瞭になる場合が多いようです。
出っ歯や受け口は、日本人には症例も多く、昔はしかたが無いものとしてあきらめている方も多かったようです。
実際、海外の漫画などで日本人を揶揄した表現をする場合、メガネに出っ歯で背が低いというのは定番の表現になっていました。
現在でも出っ歯や受け口で悩んでいる方は多いことでしょう。
出っ歯も、受け口も、いくつになっても治療は可能です。
矯正歯科で粘り強く適正な治療を受けることで、長い間、悩まされてきた噛み合せや、発音の不明瞭さ、容姿のコンプレックスから開放されることでしょう。
できるだけ早く、矯正歯科で診察を受けることをお勧めします。
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