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不正咬合は適切な治療によって直すことができる

○不正咬合の種類(2) 

不正咬合には、出っ歯や受け口のほかにも、様々な症状があります。 

一般の方にも馴染みがあるものといえば、八重歯や乱杭歯といったものもあるでしょう。 

歯並びがでこぼこになっていて、まるで杭を乱雑にさしたような状態になっているのが乱杭歯です。 

これは専門的には、「叢生」と呼ばれます。 

八重歯については、日本では、幼い頃には「可愛い」と受け止められ、アイドル歌手の中にも八重歯をチャームポイントにしている場合もありますが、そんな人でも、ある程度の年齢になると治療しているのが普通です。 

年齢を重ねるにつれ、「可愛い」ということより、虫歯になりやすい、歯茎を傷つけるといった弊害のほうが大きくなるからでしょう。 

日本では「可愛い」といわれることのある八重歯も欧米では「吸血鬼の歯」と呼ばれることもあり、嫌われることが多いようです。 

そのため、欧米への留学を機に八重歯を矯正歯科で治療する方も多いようです。 

乱杭歯の場合には、見た目も非常に悪いばかりか、歯磨きをしても歯ブラシが行き届かず、虫歯になりやすく、歯槽膿漏の原因にもなりやすいようです。 

特に欧米では、乱杭歯は貧しさの象徴のようにとられることも多く、ミドル階級以上の家庭では乱杭歯の子供がいる場合、その治療には相当に心血を注ぐようです。 

乱杭歯は、歯の並ぶ場所、すなわち骨の大きさと、それぞれの歯の大きさとの間のバランスが取れていないことが主な原因です。 

さらに「開咬」と呼ばれる不正咬合もあります。 

これは、歯を噛み合せても、特に前歯が噛み合わない状態です。 

開咬の症状があると、前歯で食べ物を上手に噛み切ることが出来ないうえに、正しい発音が出来なくなる場合もあります。 

幼稚園や小学校に行っても指しゃぶりが直らない子供などが、開咬になる場合も多いようです。 

他の原因としては遺伝、「舌」の悪い癖なども考えられます。 

矯正治療だけで、正常な噛み合せに戻すことが困難な場合には、手術が必要な場合もあります。 

入院して顎の骨を削る、あるいは一部を切るといった治療が必要になります。 

手術は口の中から切るので跡も残らず、安全度も高い手術なので、必要以上に不安を持つ必要はありません。 

適切な治療によって、健康を取り戻すことが重要です。 

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